ヨガの種類と歴史
八支則を生活に取り入れる
八支則はヨガ哲学の基本的な教えで、8つのに分かれます。「ヨガの練習」として一般的に行われているのは、
③ アーサナ(ポーズ)
④ プラナヤーマ(呼吸法)
ヨガは本来、自分の外側も内側も整えていくことで、アーサナ(ポーズ)を行うことを「ヨガ」と呼ぶわけではありません。ポーズや呼吸の練習は、自分の身体を使って行う調整法ですが、八支則の項目のうち2つの実践しかしていないとも言えます。
ヨガと言うとマットの上でポーズや呼吸の練習をするイメージですが、心と体の調和、 自分自身の成⾧過程の練習を「ヨガ」とすれば、ヨガをしていない時間(日常生活)もヨガを実践すると言えます。ヨガの八支則は日常生活でも実践できることが分かります。
ヨガの「アーサナ(ポーズ)」の良いところは、体を使ってバランスを取ることを学べる部分ですが、ポーズだけ出来ればよいというものではなく、内側の成長も一緒に伴っていくことが本来のヨガの目的となります。
日常生活で行なってはいけない 5 つの心得
ヨガスートラ(哲学)では日常生活の中で、
他人や物に対して慎むべき 5 つの心得
環境や人間が良い関係を保つために自制すべきことが記されています
アヒムサ Ahimsa
非暴力、非殺生
肉体的な暴力以外にも、精神的な暴力、言葉の暴力も振るわないこと。他人だけでなく、自分自身に対しても同じく何事に対しても思慮深くあることが大切です。
サティヤ Satya
正直、誠実であること
自分の利益を守るためや、見栄を張って嘘をつかないこと。心穏やかに自分に正直に生きていれば嘘をつく必要がなくなります。
アステーヤ Asteya
盗まないこと
他人の所有物を奪わないこと。 独り占めしたり、欲張って必要以上に所有しないこと。
ブラーマチャリヤ Brahmacharya
を正しく使う
性欲や物欲、食欲、名誉欲など、欲望と快楽に惑わされエネルギーを消耗しないこと。
アパリグラハ Aparigraha
執着しないこと
次から次に沸き起こってくる欲望に翻弄されず、何かを必要以上に所有しないこと。必要以上に所有し執着がすることで、失うことへの恐怖や奪われるかもしれないという疑い、他人への嫉妬や怒りも自分の中に沸き起こると言われます。
日常生活で実践すべき 5 つの行い
日常生活の中で自分に対して守る 5 つの心得
ヨガ哲学では自分自身と良い関係を保つために
進んですべき自己鍛錬が記されています。
シャウチャ Shaucha
清潔にすること
自分自身のからだや心、
身を置く環境を清潔に保つこと。
サントーシャ Santosha
「足る」を知ること
与えられた環境に感謝し、満たされていることに気付き満足すること。
タパス Tapas
自制の力
よい習慣を継続し努力すること。
マイナス思考やネガティブな意識、過食、不健康な反応など、好ましくない習慣を手放せるように鍛錬すること。
スワディヤーヤ Swadhyaya
知識欲を持つこと
自分の心を良い方向へ導く書物を読み向上心を持って学習すること。
イシュワラプラニダーナ
Ishvarapranidhana
神への信仰心。感謝の念。
献身的な気持ちを持つこと。
ヨガ本来の意味を知る
(原文16ページ中 /10頁抜粋)
古代から現代ヨガまでの
ヨガ流派とその派生
(原文16ページ中 / 6頁抜粋)
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